速報
米NFCI -0.54 ── 金融環境は緩和側でVIX 16.4
シカゴ連銀の全国金融環境指数(NFCI)は2026-07-10時点で -0.538。 ゼロが過去平均で、負値は金融環境が 平均より緩い ことを示す。 景気循環要因を除いた調整後 ANFCI も -0.535 と、純粋な金融ストレスは低い水準。 恐怖指数 VIX は 16.4(2026-07-01)と 平常時の範囲に収まっている。
米国 金融環境指数 NFCI/ANFCI(直近2年, 週次)
出典: FRED (NFCI / ANFCI)。正値=引き締まり、負値=緩和。NFCI は資産価格・信用スプレッド・ボラティリティなど105指標の合成。
金融環境の「緩さ」が示すもの
FRB が政策金利を3.63%まで引き下げる過程で、市場の借入条件・信用スプレッド・株式ボラティリティが 全方位で緩和している。直近 1年でみると NFCI は2026-01-23に -0.564 まで緩み、それ以降ほぼ横ばい。 ハイイールドスプレッドの低位安定、株式ボラティリティの落ち着き、銀行貸出基準のわずかな引締めにとどまる SLOOS が この水準を支えている。
反転リスクの位置
NFCI が +0.5 を超えると過去のストレス局面(2008、2020、2022)に相当する。 現状はその水準から1.0pt 以上離れており、金融ストレスは直近で発生していない。 ただし市場の過度な楽観は、将来の急変動を吸収する余地を狭めるという別のリスクを生む。
読むときの注意
- NFCI は週次・複合指数。原系列は1973年からで、ゼロ平均・標準偏差1に標準化されている
- 「平均より緩い」=「ブーム」ではない。経済が拡張局面にあれば金融環境も自然と緩む
- VIX は S&P500 オプションのインプライドボラティリティ。月次は月平均、週次データはないため取得していない
データ出典
| 使用データ | 出典 |
|---|---|
| 米 シカゴ連銀 全国金融環境指数(週次) | FRED (NFCI) |
| 米 シカゴ連銀 調整後金融環境指数(週次) | FRED (ANFCI) |
| VIX恐怖指数 | FRED (VIXCLS) |
※ データは各機関の公開統計を当サイトで収集・加工したものです。最新値は各出典元でご確認ください。