SN 統計ナビ
速報

都道府県別 空き家率2023年:徳島21.3%・地方の住宅課題が鮮明に

総務省が5年ごとに実施する住宅・土地統計調査(2023年)によると、 全国47都道府県の空き家率(空き家数÷総住宅数×100)は 最高が徳島県 21.3%、 最低が埼玉県 9.3% と、 地方と都市圏で大きな開きがある。 全国平均は約15.7%で、過疎化・人口減少地域での住宅ストック過剰が浮き彫りになった。

都道府県別 空き家率(2023年, 降順)

出典: 総務省 住宅・土地統計調査(令和5年)e-Stat 0004021421。赤=20%以上、橙=15%以上。

空き家率 上位5・下位5(2023年)

空き家率 高い5県

1 徳島県 21.3%
2 和歌山県 21.2%
3 鹿児島県 20.5%
4 山梨県 20.4%
5 高知県 20.3%

空き家率 低い5都県

1 埼玉県 9.3%
2 沖縄県 9.4%
3 神奈川県 9.8%
4 東京都 10.9%
5 愛知県 11.8%

背景と構造的要因

空き家率が高い都道府県の共通点は人口減少・高齢化が進む地方圏であることだ。 特に四国・九州・甲信地域では住宅の除却・流通が追いつかず、 相続による「放置空き家」が蓄積している。 一方、埼玉・沖縄・神奈川など大都市圏・人口増加地域では 住宅需要が旺盛なため空き家率が低く抑えられている。

政府は2023年「空家等対策の推進に関する特別措置法」改正で 「管理不全空家」に対する固定資産税の特例解除を可能にするなど 対策を強化しているが、地方では価格がつかない空き家の流通促進が課題として残る。

読むときの注意

  • 住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査(前回: 2018年)。次回は2028年予定
  • 「空き家率」= 空き家数÷総住宅数。売却用・賃貸用・その他(放置)を含む合計
  • 都市部でも「賃貸用空き家」が多い場合があり、「管理不全空家」とは別概念
  • 市区町村別の細かい分布は調査票データの公開範囲に依存する

データ出典

使用データ 出典
都道府県別 空き家率 総務省 住宅・土地統計調査(令和5年)

※ データは各機関の公開統計を当サイトで収集・加工したものです。最新値は各出典元でご確認ください。