都道府県別 有効求人倍率2026年3月:富山2.30が最高、大阪1.09が最低
厚生労働省の職業安定業務統計(2026年3月)によると、47都道府県の有効求人倍率(除学卒)は 富山県の2.30倍が最高、 大阪府の1.09倍が最低と、 地域差は1.21倍に開いた。 47都道府県の単純平均は1.57倍で、 2倍超は富山・福井・島根・新潟・香川・愛媛の6県に限られる。 全国(除学卒)は2026年3月時点で1.18倍と、2022〜2023年のピーク水準(1.3倍前後)から なだらかに低下してきている。
都道府県別 有効求人倍率(2026年3月、降順)
出典: 厚生労働省 職業安定業務統計。除学卒・パートタイムを含む。青=2.0以上、薄青=1.5以上、グレー=1.2以上、赤=1.2未満。
倍率 高い5県
| 1 | 富山 | 2.30倍 |
| 2 | 福井 | 2.24倍 |
| 3 | 島根 | 2.13倍 |
| 4 | 新潟 | 2.08倍 |
| 5 | 香川 | 2.06倍 |
倍率 低い5都府県
| 1 | 大阪 | 1.09倍 |
| 2 | 神奈川 | 1.17倍 |
| 3 | 岩手 | 1.22倍 |
| 4 | 東京 | 1.22倍 |
| 5 | 埼玉 | 1.24倍 |
製造業・建設業が多い地域で高く、大都市圏で低い
富山・福井・島根といった製造業・建設業の比率が高い地方県が上位に並ぶ。 これらの地域では人口減少による求職者不足が進み、企業の求人が充足しにくい構造が続く。 一方、大阪・神奈川・東京など大都市圏は倍率が低い。求職者の絶対数が多く、 多様な職種に労働力が分散しやすいためと考えられるが、首都圏は オフィスワーク・サービス業の求人が旺盛な分、職種ミスマッチが生じやすい面もある。
全国の有効求人倍率(除学卒)は2022〜2023年に1.3倍台をつけたのち、 2024年以降は1.2倍を下回る水準まで低下している。 これは景気の緩やかな減速と、コロナ禍後の採用急拡大が一段落したことを反映する。 ただし1倍を大きく上回るレベルを維持しており、労働需給はなお逼迫していると言える。 特に医療・介護・運輸など特定職種では、全国どの地域でも人手不足が慢性化している。
全国 有効求人倍率(除学卒)月次推移
厚生労働省 職業安定業務統計。パートタイムを含む一般。直近は2026年5月。
読むときの注意
- 有効求人倍率=有効求人数÷有効求職者数。1倍を超えると求人過多(求職者より求人が多い)
- 都道府県別は公共職業安定所(ハローワーク)経由の求人・求職のみ。民間転職サービスは含まない
- 「除学卒」はパートタイムを含む一般の数値。学卒(新卒)を除くことでストック指標として解釈しやすくなる
- 都道府県別データは2025年10月から収録開始のため、長期推移チャートは全国値(除学卒)で代替
データ出典
| 使用データ | 出典 |
|---|---|
| 職業安定業務統計 有効求人倍率(都道府県別) | 厚生労働省 e-Stat |
※ データは各機関の公開統計を当サイトで収集・加工したものです。最新値は各出典元でご確認ください。