OECD BCI 12カ国──企業信頼感で見る各国の景気局面
OECD SDMX API から直接取得の OECD Business Confidence Indicator (BCI, 100=基準) 12カ国: 米国 100.16、 日本 101.24、 ドイツ 99.13、 中国 98.80。 100超(拡張期)5カ国、100未満(縮小期)7カ国で、世界的な景気局面のばらつきを示している。
OECD Business Confidence Indicator ランキング(最新月)
出典: OECD SDMX (DSD_STES@DF_CLI, BCICP)。Amplitude adjusted。100=基準値、100超=業況拡張、100未満=業況縮小。
「100超」と「100未満」の分岐
BCI は 100 が基準値。100 超は企業経営者が「業況が拡張的」と評価している状態。 100 未満は「縮小的」を意味する。現在 5カ国が拡張的、7カ国が縮小的 でグローバル景気は分岐した状態。
拡張的な国々(100超)
- 日本: 101.24
- スペイン: 100.77
- 米国: 100.16
- スウェーデン: 100.16
- フランス: 100.07
縮小的な国々(100未満)
- ブラジル: 99.96
- スイス: 99.69
- カナダ: 99.53
- ドイツ: 99.13
- 英国: 98.82
- 中国: 98.80
- メキシコ: 98.12
主要4カ国 BCI 3年推移(米・日・独・中)
コロナ期の急変動と、その後の緩やかな回復・調整の対比が見える。
「AI 投資期の楽観」と「製造業停滞」の並走
BCI は 100 前後の狭いレンジで動くため、絶対値の差はさほど大きくないが、 方向性で読み解くのが重要。 米国と日本が 100 前後で安定推移する一方、ドイツと中国は緩やかな下降トレンド。 欧州の製造業停滞と、中国の不動産不況・輸出構造変化が反映されている。
「FRED経由 CLI」との違い
本サイトの既存 OECD 複合先行指数 (CLI) は「LI (Composite Leading Indicator)」であり、 BCI と CCI (消費者信頼感) 他をブレンドした合成指標。 BCI は「企業だけ」の視点なので、CLI とは違う方向に動くことがある。
読むときの注意
- BCI は Amplitude adjusted (振幅調整済) 系列。長期平均が 100 になるよう正規化されている
- 「業況判断」は各国の企業経営者調査結果を基に算出。調査手法は国により若干異なる
- OECD 加盟外の国 (中国・ブラジル・インド) は BCI が公表されない or 遅延することがある
- データは OECD SDMX v4 API から直接取得(FRED 経由の CLI と併用可能)
データ出典
| 使用データ | 出典 |
|---|---|
| OECD Business Confidence Indicator | OECD SDMX v4 (DSD_STES@DF_CLI, BCICP) |
※ データは各機関の公開統計を当サイトで収集・加工したものです。最新値は各出典元でご確認ください。