速報
ECB MRR 2.40%・DFR 2.25%──失業率 6.3%
ECB の主要リファイナンシング金利(MRR)は 2026-07-01 で 2.40%、 預金ファシリティ金利(DFR)は 2.25%。 ユーロ圏失業率は 6.3%(2026-05-01)。 マネーサプライ M3 残高は 17552億EUR、前年比 +3.8%と拡張基調。
ECB 政策金利と失業率(直近5年, 月次)
出典: ECB SDW (FM/MRR + FM/DFR + LFSI/失業率)。政策金利は月末値。
「利下げサイクル」がほぼ完了
ECB は 2022〜2023 年に MRR を 0% → 4.50% まで急速に引き上げた後、 2024 年から段階的な利下げに転換。現在の 2.40%は コロナ前の中立金利水準(1.5〜2.5%)を若干下回るゾーンで、 追加利下げの余地は限られる。
失業率 6.3% は歴史的低水準
ユーロ圏失業率は2013年に 12.1%のピークを付けた後、 パンデミック期の急上昇を経て継続的に低下。現在の 6.3%は 統計開始以来の最低水準。 労働市場の逼迫は続いており、サービスインフレの粘着性の主因になっている。
ECB vs FRB の政策金利比較
現在の ECB MRR 2.40%と FRB Fed Funds 3.63%のギャップは約 1.2pt。 両中央銀行とも利下げサイクルに入っているが、ECB の方が先に低下し、政策金利差は縮小傾向にある。 EUR/USD が 1.15 前後で推移する背景の一つ。
読むときの注意
- ECB の政策金利は MRR / DFR / MLF の 3種類。会合ごとに変更されるが、通常は3金利が連動して動く
- ユーロ圏失業率は 19 加盟国の加重平均。国別では ドイツ 3%台 vs スペイン 12%台の格差
- M3 の「前年比」は基調的な信用拡大度合いを示す指標。ECB は 4〜4.5% を中期物価安定と整合的な水準と見なしてきた
データ出典
| 使用データ | 出典 |
|---|---|
| ECB MRR | ECB SDW (FM D.U2.EUR.4F.KR.MRR_RT.LEV) |
| ECB DFR | ECB SDW (FM D.U2.EUR.4F.KR.DFR.LEV) |
| ユーロ圏失業率 | ECB SDW (LFSI M.I9.S.UNEHRT) |
| ユーロ圏 M3 | ECB SDW (BSI M.U2.Y.V.M30) |
※ データは各機関の公開統計を当サイトで収集・加工したものです。最新値は各出典元でご確認ください。