速報
米イールドカーブ +0.70% ── 25ヶ月の逆イールド期から正常化
米10年-3ヶ月国債利回りスプレッドは2026年7月に +0.70%。 10年-2年は +0.37%。 2022年10月から2024年10月まで 25ヶ月 続いた歴史的な逆イールドから、 明確に順イールドの世界へ戻った。最深スプレッドは -1.73% (2023年5月)だった。
米国債利回りスプレッド(直近36ヶ月)
10年-3ヶ月(青)と 10年-2年(橙)の月平均。負値=逆イールド、正値=順イールド。
逆イールドは景気後退を予言したのか
歴史的に 10年-3ヶ月の逆イールドが続いた後 6〜18ヶ月でリセッションが訪れる確率は高い。 しかし今回は、失業率が2026年6月で 4.2% と歴史的低水準を保ったまま順イールドに戻った。 逆イールド → リセッションのシグナルが 外れた 形で、FRB の利下げが ソフトランディングを成功させつつある可能性が高まる。
順イールド復帰のメカニズム
スプレッド復活の主因は短期金利低下(FRB 利下げ)。長期金利はインフレ期待・財政赤字の重み・期待される 中立金利の3要因で粘着的だが、3ヶ月物 TB が政策金利と連動して下がることで、 カーブが下から起き上がる形になった。
読むときの注意
- 「逆イールド = リセッション」の経験則は完全ではなく、1966 年や 1998 年など景気後退に至らなかった例もある
- 本指標は月平均値。日次データではより早く正常化していた
- FF金利の追加利下げ次第ではスプレッドはさらに拡大しうる。現時点で「順イールド完成」と断じる必要はない
データ出典
| 使用データ | 出典 |
|---|---|
| 米 国債スプレッド 10年-3ヶ月(月次) | FRED (T10Y3M) |
| 米10年-2年スプレッド | FRED (T10Y2Y) |
| 米失業率 | FRED (UNRATE) |
※ データは各機関の公開統計を当サイトで収集・加工したものです。最新値は各出典元でご確認ください。