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速報

米SLOOS C&I +8.1%──ピーク+51%からの正常化

FRB銀行貸出担当役員調査(SLOOS)で、 2026年Q2 の C&I 大企業向け貸出基準は +8.1%。 中小企業向け +6.6%、 クレジットカード +2.0%。 ピークの +51%(2023年Q3)から大きく正常化し、 「穏やかな引締め」レンジに収まっている。

米SLOOS 貸出基準 純比率(直近10年, 四半期)

出典: FRED (DRTSCILM / DRTSCIS / DRTSCLCC)。「厳格化と回答した銀行 - 緩和と回答した銀行」の純比率。+50%超で景気後退リスク。

「+50%超」を超えなかった2024〜2025年

過去のリセッション前は SLOOS が +60〜+80% に達してから景気後退が来た(2001、2008、2020)。 今回の引締めサイクルでは 2023年Q4 にピーク +51% をつけたが、 その後 6〜9ヶ月で正常化に向かった。

理由は、FRB の 利下げ判断労働市場の堅さ、 AI 投資による設備需要の継続が銀行のリスク感度を緩和したため。 SLOOS が「リセッションを誤予測した」例として、教科書的に語られることになりそうだ。

読むときの注意

  • SLOOS は約80行の融資担当役員へのアンケート。大手・地方銀行の混在。回答は3ヶ月の変化を主観で評価したもの
  • 「純比率」 = 厳格化回答比率 - 緩和回答比率。中立回答が大半を占めても表面化しない
  • 四半期統計なので直近の銀行行動の変化は反映されない

データ出典

使用データ 出典
米 SLOOS 大企業向けC&Iローン貸出基準(四半期, %) FRED (DRTSCILM)
米 SLOOS 中小企業向けC&Iローン貸出基準(四半期, %) FRED (DRTSCIS)
米 SLOOS クレジットカード貸出基準(四半期, %) FRED (DRTSCLCC)

※ データは各機関の公開統計を当サイトで収集・加工したものです。最新値は各出典元でご確認ください。